ここだけの話 ペット化物件

道路に下水道が入らない理由

2018年11月6日

おはようございます。

ペット可、築浅、デザイナーズ賃貸と
不動産売買のチアーズリアルエステート
代表の波多です。

 
 
 
 
 
 
 
 
先月から造成工事に入っていた
岡山市中区の分譲地は、
工事もほとんど完了目前。
 
 
 
 
 
 
 
残す工事は、整地
境界ブロックの設置
下水道管の検査
のみとなりました。
 
 
 
 
 
 
 
市街化区域にあり、
1,000平方メートルを超える広さがある
土地を造成したりする場合は、
 
開発許可という許可を得ないと
工事はさせてもらえませんが、
 
今回の分譲地の規模は
そんなに大きくないので
工事はすぐに
取り掛かることができました。
 
 
 
 
 
 
 
でも、
工事が終わったらすぐに
お客さんに引き渡せるわけではなく、
 
下水道の引き込みをしたので
岡山市の検査が必要となります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回の分譲地は
道路の所有者が
個人名義となっている
位置指定道路
だったので、
 
道路の所有者から、
道路を掘ったり
下水道を埋設する承諾を得て
工事を始めました。
 
 
 
 
 
 
 
 
下水道管の埋めて
岡山市道に埋設されている
岡山市の下水道管に接続できたら
 
工事した様子を写真に収めて
岡山市に提出して、
工事完了の検査を受けます。
 
 
 
 
 
 
 
 
この検査で問題なければ、
その下水道管は岡山市が引き取り、
 
将来にわたって、
岡山市に管理してもらいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
ただし、このように
個人名義の道路に
下水道を引き込んで
岡山市が下水道管を引き取る場合には
大事な条件を
クリアしなければなりません。
 
 
 
 
 
 
 
その条件とは、
個人名義の道路に
地上権という権利を
第一順位に登記する必要がある
というものです。
 
 
 
 
 
 
 
その道路に接している人の
家の住宅ローンなどの
抵当権が付いている場合は、
抵当権を抹消するか、
抵当権の順位を一番最初に繰り上げる
という作業が必要で、
 
 
登記を変更できない場合は
そもそも岡山市が
下水道管を引き取ってくれないのです。
 
 
 
 
 
 
 
もちろん、
その道路の所有者が
相続登記されていないなら
相続登記する必要もあります。
 
 

 
 
 
ちょっと古い団地で、
道路の舗装が剥がれかけた道は、
ほとんどの場合は
位置指定道路で
個人の人が所有している道です。
 
 
 
 
 
 
 
そういう道路には
他の道路には下水道が入っているのに
この道だけ入ってないケースが多く、
 
それは道路の所有者の
同意が得られないか、または
抵当権の順位が
繰り上がらない、抹消できない、
という理由が多いと思います。
 
 
 
 
 
 
 
道路の所有者は確かに
岡山市道のほうが管理が楽ですが、
昔からある道路は
そういうわけにはいきません。
 
 
 
 
 
 
 
位置指定道路が
ダメというわけではありませんが
道路の権利関係はややこしいので、
しっかり理解して
土地を購入しましょう。
 
 
 
ありがとうこざいます。
 
 
 
 
 
 
波多万行
チアーズリアルエステート
 
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