連帯保証人と連帯債務者
2019年05月21日
おはようございます😀
チアーズリアルエステートの
波多万行(はたかずゆき)のブログです。
【昨日のブログはこちらから】
気に入った家を手に入れるために
住宅ローンを組むのですが、
夫婦の収入を合わせると
それなりに大きい金額の住宅ローンを
組むことができます。
夫婦の所得合算で
住宅ローンを組む場合、
銀行のやり方がそれぞれ異なるので
これについて
今日は書こうと思います。
連帯債務や連帯保証ではなく、
一番、説明が簡単なのは
住宅ローンを2本組むケースです。
ご主人と奥さんが
土地と建物を共有名義にして、
その持分の割合に応じた
住宅ローンをそれぞれ組む方法です。
例えば、
土地と建物を合わせて
3千万円の取得費がかかるとして、
ご主人が2千万円のローン、
奥さんが1千万円のローンを組む
というようなやり方です。
この場合、
手続きにかかる収入印紙や
銀行の事務手数料も
それぞれかかってしまいます。
また、独立した住宅ローンなので
それぞれに団体信用生命保険を
掛けることができます。
ややこしいのは、奥さんが
連帯債務者、または連帯保証人
になるケースです。
主たる債務者はご主人ですが、
所得合算する奥さんを
連帯債務者、または連帯保証人にすることで
ローンの責任を負わせるというものです。
連帯債務と連帯保証は
よく似たような言葉ですが
その内容は多少異なります。
連帯債務とは、
主たる債務者と連帯して債務を負うため
銀行からすると
ご主人も奥さんも同じ責任
すなわち、両方に対して請求できます。
それに対して連帯保証とは、
主たる債務者を保証する立場にあるため
銀行からすると
請求できるのは主たる債務者にのみ。
万が一、主債務者の
返済が滞ったときにのみ
連帯保証人に請求することができます。
このため、連帯保証人では
借り入れしたことにはなりませんが
連帯債務者の場合は
主債務者と同じように
借金したことになります😅
メリット・デメリットは、
連帯債務者になると
不動産の持分に応じた金額で
夫婦2人ともが
住宅ローン控除が受けられる
メリットがありますが、
連帯保証人のやり方では
連帯保証人は住宅ローン控除を
受けることが出来ません。
また、先に説明した
住宅ローンを2本走らせるためには
諸費用は2倍必要ですが、
連帯債務者ならば
1本の住宅ローンで
住宅ローンが2人分受けられるので
そういう意味ではお得です。
デメリットは、
団体信用生命保険を
連帯債務者には掛けることが出来ない
というのが一般的なので、
ここは注意が必要です。
住宅ローンを借りようとする
ご夫婦の属性(自己資金や年収など)や
銀行のやり方などで
方法が異なるので一概に言えませんが
よくよく銀行と相談して
最適な方法で住宅ローンを組んでください。
もしご質問がおありであれば
お問い合わせください。
ありがとうございます。
波多万行
チアーズリアルエステート
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