設備のグレードアップと現状回復義務
2019年08月24日
おはようございます🙂
チアーズリアルエステートの
波多万行（はたかずゆき）のブログです。
この前、水道屋の友達から
こんな相談がありました。
“もう20年も同じアパートに
住んでいる友達がいて、
いよいよトイレが古くなったので
交換したいそうなんよ。
これって、自分で負担しないといけんの？”
という内容でした。
入居者さんとしては
20年以上もの長い間、
新築の時から住んでいるので
部屋の設備の改修を
大家さんにしてほしいという
要望があるものの、
自分の都合で交換するんだから
やっぱり自費でやらないといけないのかな？
とか、
勝手にトイレを
本体ごと取り替えたりすると
怒られるんじゃないか？
という不安もあったそうです。
厳密に言うと、
いくら設備がアップグレードされようとも
退去するときには
入居時の元の状態に戻すこと
というルールがあります。
賃貸物件を借りるときには
賃貸借契約書には必ず記載がある
原状回復義務
というルールです。
設備が入居前よりも良くなるんだから
いちいち元に戻す必要なんてないじゃん？
と思われると思うのですが、
賃貸借契約では
これは基本的なルールなのです。
いつぞやも
事業用（事務所）の賃貸物件を探していて
その建物は共同トイレだったので、
空室となっている事務所の中に
間仕切りを作って、新たに独立した
専用トイレを作っても良いか？と
そこの管理会社に確認したところ
トイレを付けるの自由ですが
退去の時は必ずトイレと間仕切りを撤去して
元の状態に戻して退去していただきます
と言われて、
お客さんもドン引きされていました。
まぁ、大家さんが
頭の柔らかい人ならば
元の状態よりも物件の価値が上がるので
大家さんの負担で設備を交換してくれたり、
自費で交換したとしても
退去時には原状回復しなくても良いですよ
と感謝されることもあるでしょう。
こういうケースでは
まずはそこの物件の
管理会社さんに相談するか、
直接、大家さんに直談判してみると
意外とすんなり理解してくれて
設備がアップグレードされるかも知れません。
でも、
何でもかんでも要求してみたら
良い加減にしろ！と
大家さんに叱られるので
ほどほどにするべきですよ😅
ありがとうこざいます。
波多万行
チアーズリアルエステート
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