私道に接道する物件を買うときに備えておくこと
2019年10月6日
おはようございます😃
チアーズリアルエステートの
波多万行（はたかずゆき）のブログです。
【以前のブログはこちらから】
こういう未舗装の道には、私道が多いです
昨日のブログでは、
私道を持っている不動産業者と
その道路を使っている住民との
トラブルについて書きました。
道路が、私道であれば
その道路の所有者に悪意があると
“道路を通させない”といった
トラブルになる可能性が
十分に考えられるため
もし私道に接道する不動産の
購入を検討するのであれば
いくつか気をつけておいて欲しいこと、
将来のリスクに備えて
不動産を購入するタイミングで
備えておくべき段取りがあります。
要するに、
その道路が未来永劫、
使えるようにすればいいわけで、
手段としては3つあります。
1番良い方法は、
道路の持分（もちぶん）を持つこと。
道路の所有権の一部を持つ、
すなわち持分さえ持っておけば、
通行する権利を主張できます。
ただし、持分を持つと
所有権を持っているわけですから
そこには責任が伴います。
昨日のブログでも書いたように
アスファルト舗装が剥がれたら
費用の一部を当然ながら
負担する必要があります。
でも、まぁ
前面道路の持分さえ持っておけば
通行に関するトラブルはない
と言っても過言ではないので
そうしたいところですが、
今まで個人の人が持っていた
道路の所有権の一部の権利を
（タダで）譲って欲しいと言っても
はいどうぞ、と簡単に譲ってくれることは
今までの僕の経験ではありません。
じゃ、幾らで買ってくれる？と
言われそうな気がしますが、
お金で解決するなら
まだいい方です。
本当は、道路の持分は
みんなで持った方が
個人の人が単独で持つよりも
メンテナンスの費用などを考えると
リスクが下がるのですが、
道路の所有者にとってみると
不動産の権利をタダであげるなんて…と
損した気分になるのでしょうね😥
じっくり、ゆっくり説明しても
わかってくれない人が多いので
我々、不動産業者も困ることが多いです。
いま、取り組んでいる案件では
道路の持分を何名かの人が共有で持っていて、
その道を使わせて欲しいので
1000分の1でもいいから
持分を譲って欲しい
と、お願いしたら、
ある人は「100万円なら」
と言われました。
現場では、その道路の
アスファルト舗装が傷みかけていて
見積もりを取ると120万円の
補修費用の見積金額だったので
アスファルト舗装を
こちらの負担でやり直すので、
その代わりに持分をくれませんか？
とお願いしたのですが、
ダメでした。
そういう理由で
その案件は止まったままです。
持ち分を譲ってくれないなら
次の方法を準備します。
続きはまた明日。
ありがとうございます。
波多万行
チアーズリアルエステート
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