ここだけの話 ペット化物件

ペット可物件のリスクは貸主借主の双方にあります。

2023年07月2日

 

久し振りのブログです。

 

 

先月、弊社が管理している賃貸物件で退去があり

原状回復でトラブルになっている部屋の話を書こうと思います。

 

 

 

この物件、ビビるくらいに部屋を汚していました。

 

猫のおしっこと糞の匂いが激しく、

とても人が住めるような環境ではありません。

 

 

建具は爪で削られ、原形をとどめておらず、

押し入れはそのまま床におしっこをさせていたのか

床も腐りかけています。

 

 

 

この状態から、次に人が住めるように原状回復するには

クロスやフロアの張り替えだけでは足りそうにありません。

 

 

ペットの尿や糞が床に完全にしみ込んでいて、

これらの臭いを取るためには、

床や壁の下地まで交換しなければならないからです。

 

 

修繕費用を見積もったところ。約370万円と

驚愕の!値段の見積もりが出てきました。

 

特殊清掃のするような業者さんに依頼して

臭い取りの施工もする内容です。

 

 

 

 

ペットを飼うということは、

それについての責任やリスクが発生します。

 

 

借主は、まずペットのしつけと管理。

そして退去時は、傷や臭いを付けた部屋の原状回復。

 

 

また大家さんには今回のように

通常の損耗以上の被害を被るかもしれないという

大きなリスクが伴います。

 

 

 

安易にペット可物件にするのも

いかがなものか、と今回は考えさせられるような

退去の立ち会いでした。

 

 

 

 

波多万行

株式会社チアーズリアルエステート