ここだけの話 ペット化物件

仲介業者の責任はどこまであるの?

2019年12月3日

 

 

 
 
おはようございます😃
チアーズリアルエステートの
波多万行(はたかずゆき)のブログです。
 
 
 
 
 
 
 
この前、懇意にしている
大手の不動産仲介業者さんの
営業の方とお話をしていた内容は
 
仲介業者の責任は
どこまであるの?
 
という話でした。
 
 
 
 
 
 
僕が最近、遭遇した
トラブルを紹介すると
 
今から5年くらい前に
売買の仲介をした一棟収益マンションの
とある設備の名義変更の手続きが漏れていて
 
ついこの前、そのことが発覚して
前オーナー様からクレームがあった
という出来事がありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その設備の名義変更の手続きとは
岡山市へ提出する届け出で、
 
このマンションから道路を挟んで北側の
住宅団地へ伸びる1本の線のこと。
 
 
 
マンションから団地内へ引き込まれた
有線のテレビの共同アンテナの線でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この賃貸マンションは
平成3年に建てられた高層マンションですが、
 
この建物が建てられた当時、
テレビはまだアナログ放送で
 
住宅の屋根にはVHFとUHFの
2種類のテレビアンテナが
金甲山の方に向いて立っていたのですが
 
高層階の建物が南側(金甲山側)に建つと
電波障害が起こり、
テレビの映りが悪くなるため
 
共同アンテナ
マンションの屋上に上げて
有線ケーブルを
団地に引き込んでいたのです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、その1本の線は、
岡山市道の空中を通っているとのことで
空中の架線の使用料を
岡山市に支払わないといけなかったのです。
 
 
その金額は
年間わずか300円ほど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
デジタル放送に移行して
もうずいぶん経っているので
このアンテナ線を利用しているかどうかすら
わからない状況ですが、
 
年間300円ほどの負担金をケチって
契約を解除してしまうと
 
団地内のどこかの住宅から
テレビが映らなくなったと
クレームが発生するかもしれないため、
 
現オーナー様に説明して
このまま継続することになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
それにしてもこの手続きは、
 
このマンションを新築で建てた
最初のオーナーさんから
 
一度、売買があって以前のオーナーさんへ
名義変更されて約10年、
 
そのあとの売買(約5年前)で
現オーナーの名義に変わったのですが、
 
それまで誰も気が付かず、
新築の時のオーナーさんから
ずっと負担金が発生していたので、
 
約15年くらい、
最初のオーナーさんが
負担金を払い続けた計算になります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これって、
たまたま金額が小さかったから
良かったものの、
大きな金額だと数十万円、数百万円になる
可能性だってありました。
 
 
 
 
 
 
 
不動産の調査ミスなのか、
受益者負担が原則なので
当時のオーナーさんの負担なのか、
 
意見が分かれるかも知れませんが、
 
当初のオーナーさんは
負担金を返せと言って怒るだろうし、
 
もし前のオーナーさんや
現在のオーナーさんが
そんな説明、聞いてないわ、と言って
支払いを渋られるとすると
 
結局、仲介業者がその負担を
立て替えないといけないようになりそうです。
 
 
 
 
 
ああ、怖い(汗)
 
 
 
 
ということで
大きな取引も、小さな取引も
仲介業者は手を抜くことなく
慎重に丁寧に物件を調査することが
求められているのです。
 
 
 
 
 
 
 
ただ今回は
どんなに調査してもわからなかっただろうな。
 
だって当初のオーナーさんが
今まで気づかなかったのだから😥
 
 
 
 
 
ありがとうございます。
 
 
 
 
 
 
波多万行
チアーズリアルエステート
 
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