ここだけの話 ペット化物件

その水路に流させて欲しいんですけど

2018年10月25日

おはようございます。

ペット可、築浅、デザイナーズ賃貸と
不動産売買のチアーズリアルエステート
代表の波多です。

 
 
 
 
今までたくさんの不動産取引も
不動産調査もやってきましたが、
 
今回ほど自分の常識が通用しない、
融通がきかない隣地住民は
初めてのことでした。
 
 
 
 
 
 
 
今回は排水のトラブルです。
 
 
 
 
 
排水とは大きく
3つの種類に分かれています。
 
 
 
 
 
1つは、汚水(トイレ)
1つは、雑排水(お風呂やキッチン)
そして最後の1つは、雨水です。
 
 
 
 
 
 
今回は、
この雨水を外へ流すためにある
道路側溝のトラブルです。
 
 
 
 
 
 
 
雨が降ると、
建物の屋根には、
雨どいが付いていて
 
屋根から流れる雨は、
樋(とい)を通って
宅内の雨水枡へ流れ込みます。
 
 
 
 
 
 
そのあと、
ほとんどの住宅は
前面道路の道路側溝へ流れ込み
そのまま水路へと流れていきます。
 
 
 
 
 
 
 
よく、町内会で
水路の掃除をしますよね。
 
 
 
 
 
その水路、道路側溝は、
ほとんどの場合は
岡山市などの地方公共団体が
所有、管理しています。
 
 
 
 
 
 
 
ところが、
道路にある水路の全てが
行政が管理しているわけではなく
 
個人の敷地を出し合って
民地の中に
水路を設けているケース
もたくさんあります。
 
 
 
 
 
写真にあるこの工事中の側溝は
左側の土地(分譲地)の
敷地内にあるものです。
 
 
 
奥に見える
鉄板がかかった側溝もまた
隣地の所有者が
提供している側溝です。
 
 
 
 
 
 
今回のトラブルでは、
 
これまで何十年も
雨水は自然に
この側溝に流していたのに
 
分譲地に整備した途端に、
水路に雨水は流させん!
と言い出したのです。
 
 
 
 
 
 
 
ビックリ発言に
耳を疑いましたが、
 
他人の土地に水を流している以上、
断られると水が流せなくなるのです。
 
 
 
こればっかりは不動産の
事前の調査不足を指摘されても
仕方ありません。
 
 
 
 
 
 
 
自社で買い取りをした土地だったので
幸いにもお客さんに
迷惑がかかることは
ありませんでしたが、
 
もし仲介でお客さんに
土地を引き渡したあとに
こんなトラブルが起こると
大クレームになるところでした。
 
 
 
 
 
 
 
さて、この問題、
どうやって解決しようかと
いろいろ検討した結果、
 
側溝の底にモルタルを
(コンクリート)流し込んで、
側溝の勾配を逆にして
流れる方向を変えることで
対処しました。
 
 
 
 
 
土地の状況がたまたま逆方向にも
流せる状態だったので
このような荒技ができました。
 
 
 
 
 
 
 
こういう隣地の人に今さら、
水を流させてくださいと
お願いしたところで、
 
了解をもらうためには
解決金という名目の
無駄なお金を払う、または
文句だけ言われてやっぱり流せれない
という結果が目に見えています。
 
 
 
 
 
 
 
僕はこういう
トラブルに対処するための
解決金という名目のお金は
一切払ったこともないし、
払うつもりもありません。
 
 
 
 
 
 
 
やっぱり不動産調査は
とても大事なんだと、またひとつ
勉強させてもらいました。
 
 
ありがとうございます。
 
 
 
 
 
 
波多万行
チアーズリアルエステート
 
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