2022年12月11日
こんにちは😀
チアーズリアルエステートの代表の
波多万行(はたかずゆき)のブログです。
今回はちょっと残念なことがあったので
このブログで紹介するとともに、
不動産をこれから売ろうと思っている方、
逆に購入しようと思っている方は
ぜひ参考にしてください。
それはタイトルにもある通り、
角地と変形地では査定額が違う
という話です。
簡単な図を作成してみました。
Aは整形地(綺麗な長方形、家が配置しやすい)、
Bは変形地(旗竿地とも呼びます、実際の有効面積は小さい)
と呼んでいます。
今回、Bの土地の所有者さんから土地の売却の相談があって、
売主・買主が近隣の取引相場を元に
お互いに金額の打ち合わせをして、
納得していただける金額で、弊社が買い取ることが決まり、
契約日を日程調整しているときの出来事です。
もともとAの土地は空き家だったのですが、
なんと同じタイミングでこのA土地を別の不動産業者
(仮にX不動産とします)が買収することになり、
X不動産が、弊社を飛び越えて、B土地の所有者に直接接触し、
B土地を買い取りしました。
なぜ、弊社と契約予定だったB土地について、
その所有者さんはX不動産のほうへ売却したのでしょうか。
そうです、X不動産の査定額のほうが
ずっと高かったからです…😱
土地の形を見て、勘の良い方であれはお気づきでしょうが
A土地、B土地それぞれ別に査定をするとすれば、
Aの土地のほうが高い査定額がつき、
Bの土地のほうが安い査定額になるのです。
なぜなら、Bの土地のほうはAの土地の上の部分に
通路のような土地がありますが、
その部分は通路でしか使えないような土地であり、
実際に建物が建てられる有効な宅地部分は
もっと小さくなってしまうのです。
このため、坪単価(3.3平方メートル当たりの単価)で
換算すると、B土地のほうはA土地よりも安くなります。
X不動産からすると、
A土地とB土地と一緒にすることで整形地となり、
ずっと資産価値も高い土地になるので、
弊社が査定した金額より高い査定額を提示できます。
まさか契約前にそんな話になるなんて…と、
今回は、本当に仕方ないやり取りでした。
またX不動産は私の知り合いでもあったので
特になにも言いませんでしたが、
(本当はかなり腹が立っている 怒 )
とても後味の悪い仕事となってしまいました。
B土地の所有者さん、X不動産の金額を見て、
もしかしたら私が安く買い叩こうとした!?と
思うかもしれませんが、決して買い叩こうと思って
安い査定をしたわけではありません。
目一杯の金額を提示したつもりです。
変形地は査定額が整形地よりも安くなることを
何卒ご理解ください。
波多万行
株式会社チアーズリアルエステート