2020年08月18日
おはようございます😃
チアーズリアルエステートの
波多万行(はたかずゆき)のブログです。
ここ最近、岡山市内中心部の
土地の売買が2件、立て続けにありました。
どちらも中心部の一等地だったので
坪単価も100万円を超えたりして
相変わらず良い値段で取引されています。
街中の土地は
どこに正しい相場があるのか
事例もなくてわかりませんね😅
さて、そんな土地の売買には
事前に不動産の調査を行います。
“重要事項説明書”という書面で
物件を事細かく説明するために
岡山地方法務局はもちろんのこと、
岡山市役所内の関係各所に足を運び
物件調査を行います。
そこで今回、問題になったのが、
下水道が利用できるエリアにも関わらず
宅地の中に下水道の枡がない、
ということでした。
これまで浄化槽を利用していた地域で
前面道路に下水道の本管を埋設する工事が始まると
各土地の所有者のところに
岡山市役所下水道課から
下水道工事の負担金の請求がきます。
377円/平方メートルの負担金ですが、
土地を所有している人には納付義務があります。
これを納付すると
敷地の中の道路に近いところに
下水道に接続するための枡を設置してくれます。
写真のように、
敷地に余裕があるのなら枡の取付に問題ないのですが、
今回のような街中の土地になると
敷地いっぱいに建物が建っていたので宅内枡が見当たらず、
下水道の宅地の中に引き込まれているかどうか
分からなかったのです。
下水道が道路に敷設されたからといって
いますぐに下水道に切り替えをしなければならない、
というわけでもないので、
これまで通り、浄化槽を利用したり
古い物件では汲み取りのままだったりします。
↑この物件は
もともと浄化槽を利用していたけど
途中で下水道に切り替えたもの。
手前の茶色の枡が下水道の最終枡です。
下水道の最終枡の設置場所がないなら
そのままにしておこう、となると
下水道の負担金は払っているのに
宅内枡は設置されないままになっている物件も
数多くあります。
このような土地で
これから新しく住宅を建てるにあたり
宅内枡を設置してほしいと
岡山市の下水道課に打診しても
もう市の負担では工事してくれません。
ですので、
もしこれから下水道の本管が敷設される予定があれば
宅内へ枡を設置してもらうようにしてください。
後々に、費用がかからずお得です。
ありがとうございます。
波多万行
株式会社チアーズリアルエステート