ここだけの話 ペット化物件

中古住宅のクレームについて

2019年08月23日

 

 

 
おはようございます😀
チアーズリアルエステートの
波多万行(はたかずゆき)のブログです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
数ヶ月前に
お引き渡しをした中古住宅で、
 
廊下に付いている照明器具の調子が悪い
と、小さなクレームがありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
このクレームについて、
売主さんの立場と
買主さんの立場では
それぞれの言い分も違ってくるので
これについて考えたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
購入されたお客さんの立場から見ると
 
 
“そもそも建物に付属していた照明器具なので
  買ったときの設備に含まれるはず、
  売主の負担で直すべきだ!”
 
 
こんな意見が買主さんから
聞こえてきそうです。
 
 
 
 
 
 
中古住宅とはいえ、
何千万円もする大金をはたいて
購入した夢のマイホームなので、
そう言いたくなる気持ちもわかります。
 
 
 
 
 
 
 
 
ではもし、
引き渡しを受けて(←✳︎ここポイント)
数ヶ月したあとに
廊下の照明が付かなくなったら?
 
あなたはクレームを言われますか?
 
 
 
 
 
 
 
“←✳︎ここポイント”
と書いたのにも理由があり、
 
 
引き渡しを受けて数ヶ月後といっても
 
引き渡しを受けてすぐ気付いたのか、
 
数ヶ月間、住んでみてからそうなったのか
 
 
この状況では
大きな違いがあると思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
購入された物件は中古住宅です。
 
 
 
新築住宅であっても
電気設備などの設備は
基本的には1年間しか
保証がありません。
 
 
 
 
中古住宅であれば
例え、築年数が浅くとも
特に電気の設備のトラブルは
いつ起こってもおかしくありません。
 
 
 
 
 
 
 
このため、
中古住宅の場合、
設備関係については
基本的には保証はない
という考え方が一般的です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
購入してすぐ
家に入ってみたら電気がつかないとか、
水が漏れてきているとか、
そういったトラブルがあった場合でも
 
売主さんが個人の場合は、まず
修理・交換はしてくれない
と思っていて下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
もし、
売主さんが宅建業者であり
引き渡しを受けて
すぐに気がついたのであれば、
修理・交換をしてくれるかも知れません。
 
 
 
 
 
 
 
ところが、
住み始めて数ヶ月後に
電気や水道のトラブルがあっても
この場合は修理、交換は
してくれないんじゃないかな、
と思います。
 
 
 
 
 
正直、明確な線引きがされていない
というのが実際で、
いま、弊社の顧問の弁護士先生に
過去の判例を調べてもらっています。
 
 
 
 
 
 
 
 
引き渡ししてから起こる
中古住宅のトラブルは結構多いので、
 
僕が売主であったり、
仲介業者の立場であったら
最初からはっきりと
 
 
中古住宅なので基本的には
現況渡しとなり、保証はありません。
 
万が一、物件に
大きな瑕疵(見えないキズ)があり
売主が宅建業者であれば
瑕疵担保責任があるので
売主の負担で修理してもらいますが、
 
売主さんが個人であれば、
大きな瑕疵でない限り
保証はありませんので
悪しからずご了承ください。
 
 
と伝えるようにしています。
 
 
 
 
 
 
 
中古住宅を購入されるときは
最初から保証の範囲内を
よく確認、理解をした上で
購入することをお勧めします。
 
 
 
ありがとうこざいます。
 
 
 
 
 

波多万行
チアーズリアルエステート
 
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