残価設定ローンはないけれど
2019年08月1日
おはようございます😀
チアーズリアルエステートの
波多万行（はたかずゆき）のブログです。
この前、書きかけて
途中で挫折したブログの続きを
書こうと思います。
【以前のブログはこちらから】
例えば、3千万円の住宅を
土地の価格分だけ残価を設定して
建物代だけ住宅ローンを組む
といった、
不動産を残価設定ローンで買えたら
毎月の支払いは安くて済むと思いますが、
残念ながら、そのような
住宅ローンの商品はありません。
ただし、
残価設定はできない代わりに
所有している不動産を
担保に出してお金を借りる
リバースモーゲージ
という商品があります。
物件に抵当権を設定することで
不動産を担保にしてお金を借りて、
借り入れした本人が生きている間は
返済は一切不要なのですが、
亡くなったときには
その物件を売却して
売った資金で返済するという仕組みです。
自宅など不動産をもっている人が
万が一、老後の資金が尽きたときには
資金調達をするのに有効な手段ですが、
融資する側としては
いくら不動産を担保に取っているとはいえ
何年先にお金が回収できるのか、
そのときの不動産の価値が残っているのか、
先のことがわかりにくいので
実際に融資をしてもらうには
審査が厳しくて、
思ったような融資が
受けられないかも知れません。
一般的には
評価額の50%までと言われています。
気をつけないといけないのは
もしも、借り入れしている本人が
亡くなったときの不動産の
相場が暴落していて、
貸付したお金を完済できないならば
当然ですが追い金を払って
全額返済する義務があります。
自分が亡くなって
わずかな財産が残るくらいなら
生きているうちに
自分のために財産を使おう
という人にとってみると
こういう不動産の活用も
アリなんでしょう。
ただし、
長生きしてしまうと
借りたお金を使い切ってしまったり、
想定される相続人の
全員の同意が必要だったり、
不動産の条件によっては
貸してくれない物件もあるので
リバースモーゲージを取り扱う銀行に
事前によく聞いてみてください。
ありがとうございます。
波多万行
チアーズリアルエステート
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