この家は、どんな人が買うのかな?
2019年07月8日
おはようございます😀
チアーズリアルエステートの
波多万行(はたかずゆき)のブログです。
今日はこの物件がある
現場から書いています。
とてもいい家なんです、
こちらの中古住宅。
知り合いの業者さんに
中を見せてもらいました。
和瓦を葺いた落ち着いた佇まいの
比較的、程度の良い和風の住宅。
部屋数は、ゆったりとした6LDK。
昭和の終わりの家なので、
決してバリアフリーなんて言葉は
似合いませんが、
床の間があったり、
広縁があったり、
欄間があったりと、
腕のある大工さんによって
ちゃんと作られた感が出ていて
最近の家に比べると
なんだかホッと出来る家です。
道路は南6m道路で
日当たりも良好だし、
駐車場は決して広くないですが、
並列で2台(カーポート有)可能です。
また、今は枝葉が伸び放題ですが、
手を入れれば、バランスよく配置された
植え込みが綺麗な庭が見られます。
そんな程度のいい中古住宅ですが、
こういう家を
もし、リフォームして
販売するようなケースのときは、
果たしてどんなお客さんが
この家を買われるのか?
というお客さんのイメージが
とても大切になります。
なぜならは、
ターゲットとなるお客さんによって
リフォームの内容が大きく変わるから
です。
現状のまま、
安い値段で売り出すのか、
もし、リフォームして売り出すならば、
どこまでのリフォームをするか
この見極めがとても大切です。
予想されるリフォーム内容は、
キッチンやお風呂などの
すべての水周りの設備を新品に交換したり、
既存の床の上に、
新しいフロアを張ったり、
クロスも張り替えたり、
土壁のある和室は
上からベニア板を増し打ちしてから
土壁風のクロスに仕上げるなどが、
主なリフォーム内容になりますが、
これだけ手を加えると数百万円の
リフォーム代が必要になります。
ただ、リフォームするだけでなく
若い人向けに家を作るなら
和室の数は減らして
フローリングに変更した方が良いだろうし
ダイニングキッチンと隣の和室をつなげて
大きなLDKに間取り変更したほうが、
若い人には喜ばれます。
趣のある庭だって、
年配の人向けなら
このまま残したいですが、
若い人好みにするならば
門扉や境界ブロックは壊して
広い駐車場に作り替えたほうが
必ず喜ばれます。
お風呂の入れ替え、
トイレを2箇所もリフォームすると
かなりの費用がかかると見込まれます😰
結局のところ
どんなお客さんをターゲットにして
商品を作るかを明確にしないと、
中途半端なリフォームになったり
費用だけかさんで、
あまり喜ばれないような家に
なってしまう恐れがあるのです。
何となくの感覚では
この家はこのまま手を加えずに
安い金額で売り出したほうが
お客さんは喜ぶのかなー?
と思いました。
もし、
この家をリフォームするときは、
どんなリフォーム内容になったのか
また報告しようと思います。
ありがとうございます。
波多万行
チアーズリアルエステート
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