不動産業者が買い取りするときの事情
2019年04月19日
おはようございます😁
チアーズリアルエステートの
波多万行（はたかずゆき）のブログです。
中古住宅などの
不動産の買い取りを
不動産業者さんにお願いする場合、
不動産業者にも事情があって
高く買い取りするケースと
そうでないケースがあります。
不動産業者が
物件を買い取りする場合、
まず一番に、
いくらで売れるか？
を考えます。
仮に、買い取ったその物件を
リフォームして売るとして、
リフォーム済み中古住宅が
3,000万円で売れるかな？
と不動産業者は予想します。
販売価格 3,000万円のうち
リフォーム代に500万円がかかり、
買い取るときの仲介手数料や
登記費用、不動産取得税などの
経費が約120万円とすると
2,380万円が不動産業者の
利益も含めた原価となります。
不動産業者の利益は
物件にもよりますが
利益率が10%と仮定すると、
まだ売り出しをしたことのない
不動産を買い取りする原価は
およそ2,100〜2,200万円
が目安となります。
ところが、もし
不動産業者に買い取りしてもらわずに
現状のまま、一度でも
3,000万円で売り出すとします。
そして、もし
売れなかった場合は？
を考えます。
3,000万円で売れないので
2,800万円に値段を下げてみますが、
リフォームしていないので
やっぱり売れないとします。
思った通り売れないので
不動産業者に買い取りしてもらおう
と相談すると、
不動産業者が考えることは、
こんな思考になります。
3,000万円では売れなかったな。
でも、2,800万円に下げても
やっぱり売れなかったな。
リフォーム済み中古住宅で2,800万円なら
もしかしたら売れるかもしれないな。
でも、お客さんはみんな
この物件を知っていて
見込み客はもういないから
リスクが大きいな、
2,700万円のリフォーム済み
の価格にしたいな。
ということは、
リフォーム代に500万円
買い取りするときの経費が120万円なら
2,080万円が利益を含めた原価なので、
利益を抜いた実際の仕入れば
1,800万円くらいなら安全かなー。
という考えになります。
もし一度も
売り出ししていなければ、
2千万円以上で
買い取りしてもらえたのに、
いったん売り出しして
売れなかった場合の買い取り金額は
1,800万円まで下がるのです。
結局、何が大事かというと、
昨日のブログでも書きましたが、
その不動産の売り情報が
出回っているかどうか
が、大きな鍵となるのです。
もし、
買い取りしてもらったほうが
手っ取り早くていいかもな？
という考えがあるのなら
まず一番に
その相談もしてください。
売主さんにとって
一番いい条件を模索します😁
ありがとうございます。
波多万行
チアーズリアルエステート
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