怖いぞ、原野商法
2019年03月20日
おはようございます😀
チアーズリアルエステートの
波多万行(はたかずゆき)のブログです。
分限者(ぶげんしゃ)
という言葉をご存知ですか?
戦国時代以降に
武士の分限を記した
分限帳なるものがあり、
分限の大なるものを分限者
と呼ばれ、
金持ちの代名詞に
なったそうです。
昔の人は、
◯◯さんの家は分限者じゃ
なんて言ってたのを
聞いたこともあります。
以前、知り合いの人の
名寄帳を閲覧したときに
自宅の不動産とは別に
山林を持っている人がいました。
✳︎名寄帳=
所有不動産の一覧表をいい、
市役所で閲覧できます。
なんで山林を
持ってるんですか?
と尋ねると、一言、
分限者みたいじゃろぅ。
と言われて、
ふーん、そういうもんなんじゃ😑
と思った記憶があります。
そもそも山林となると、
自分はその山の、
どこの部分を所有しているのか
わからない人も多いと思います。
ましてや、
県北とか、県外の山林になると
いよいよ、どこの土地なのか
見に行ったこともない人も
いるかと思います。
値段も安いし、山を持って
分限者気分になりたかった
のだと思われます。
さてそんな山林を
高額な値段で買い取ります!
という詐欺事件が
相次いでいるようです。
しかもこれらの被害者は
二次被害者というので
一次被害は何だったのか?
と思う人もいるかと思います。
1970年以降に、
原野商法という詐欺
が横行しました。
高度経済成長期のことですが、
タダ同然の山林や原野に
ホテルやゴルフ場の複合施設、
大型リゾート施設が誘致されるので
今のうちに安い原野を買っておけば
すぐに高い値段で買い取ってくれる
という触れ込みで、
大型リゾート施設など
来るはずもないのに
山林や原野を騙されて買わされた人が
一次被害者の人です。
そして今回は、
それらの塩漬けになった土地を
今度は高値で買い取ります、
外国人が土地を買い漁っているので
整備して売りましょう
という触れ込みで、今度は
造成・整地費用、
道路の整備費用を
騙し取られるという人が
二次被害者の人です。
どちらも
とても残念でした、
お気の毒です😰
というしか他ありません。
山林も持っていれば
固定資産税もかかるし、
相続で受け取ってしまうと
相続人は、
そんな面倒な不動産はいらない
と思うのが普通でしょう。
だから騙されてしまうんでしょうね。
人にお金を払うときは、くれぐれも
慎重に慎重を重ねて
詐欺に遭わないよう
お気をつけください。
ありがとうこざいます。
波多万行
チアーズリアルエステート
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