2025年09月25日
チアーズリアルエステートの代表の波多万行のブログです。
2025年9月18日から23日まで、僕が数年前から所属させていただいている WAOJEのGVF(global venture forum)in Dubai に参加させていただきました。
WAOJEというのは、海外で活躍する日本人経営者の団体で、世界各地に支部があります。
今回はドバイ支部が主催で、起業家向けにいろんなテーマの勉強をする大会でした。
ずいぶんとブログをさぼっていましたが、今回はこの旅の記録とドバイ不動産について書こうと思います。
9/18(木)
早朝に新大阪からはるかに乗って関空へ移動。
10時前のフライトで、上海でのトランジットを経て、ドバイに向けて出発したのは午後2時前(時差1時間)。
それから約9時間のフライトでしたが、今回はビジネスクラスだったので、とても快適な旅でした。
昨年のマルタ共和国への旅は、エミレーツ航空のビジネスクラスだったので、お値段も高く、かなり派手な演出の機内でしたが、
今回は中国東方航空のリーズナブルなビジネスクラス(約36万円)だったので、機内サービスも地味。
映画は全部、中国語で観れませんでした、、
とはいえ、9時間のフライトをフルフラットで慣れるのはかなり楽で、今後もビジネスクラスしか乗れないかもって感じです。
日本とは5時間の時差があり、日本時間の23時半、ドバイでは夜の6時半の到着でした。
到着してすぐにしたことは宝くじの購入。友達が教えてくれたのですが、当選は1等しかないけど、当たる確率はかなり高いそう。
予め決められた4桁の数字を選んで1点買いするだけで、1口4万円もしました。
ミリオネアになれたらいいな笑
ミリオネアになろうとしている男…
滞在先はROVE CITY WALKというリーズナブルなホテル。大会会場から徒歩10分ほどの立地です。
9/19(金)
大会会場の下見も兼ねて、徒歩でドバイモールへ。
モール内のレストランで朝食をとってから、世界一高いブルジュハリファに登りました。
世界一高い建物というだけあって、景色もすごいけど、観光客の数もすごい。
長い長蛇の列にかなりの時間を費やし、帰りのメイン通路では午後の礼拝が始まって通行止め。
巨大なモールで出口が見当たらず、道に迷いながらやっと駅まで辿り着きました。
ブルジュハリファの高さは828m、世界一の高さのビルです
せっかくだからと、そのまま電車に乗って今度は、金が安く買えるというゴールドスークへ移動しました。
24Kは相場が決まっているので、税金や手数料の部分で日本より安く買えるとのことでしたが、従業員さんのためにお土産で1gの純金をみんなに買いました。
ケバブを食べて、金を見て回って、Uberでホテルに帰り、そこでまた夕食。
翌日のゴルフに備えようと22時くらいには寝ました(日本時間では夜中の3時)。
9/20(土)
ベッドで目が覚めたのは朝2時、、、日本時間では朝の7時。
体内時計には逆らえないです。
そこから全く眠れずに、結局、朝を迎えて、6時にホテルを出て 7時30分スタートでDubai Creek Golf & Yacht Clubでプレーしました。
レンタルシューズ、レンタルクラブ、レンタルパターは苦手なピンタイプ。
左右は池かクリークかバンカーという難しいコースに、気温は40度、海風も強く、寝不足も相まって、スコアはボロボロ。
ボールが途中で無くなり、練習用球を打ちながら何とかラウンドを終えましたが、熱中症になりかけて、真っ直ぐホテルに帰ってから爆睡、、、気が付けば夜の23時前。
ホテルのバーでビールを飲んだら、またベッドへ倒れ込み、翌朝まで目が覚めませんでした。
9/21(土)
朝、マルタ・シチリア経由の仲間たちが合流し、二手に分かれて、我々は会場となるホテルへ移動して下見。
その後はドバイフレームを観光。
世界一大きな額縁だそうです
ドバイフレームの後、夕方15時半には集合場所に集まって、前夜祭会場へ向かいました。
300人くらいの人が一堂に会して、砂漠のど真ん中での前夜祭。
会場までは6人に分かれてトヨタランドクルーザー、または日産パトロールに乗り分け、約50台のSUVが砂漠を横断するのは凄い景色でした。
砂漠に絨毯を敷き詰めて、初めてお会いする経営者の方々と名刺交換をしながらお酒を酌み交わし、交流を深めることができました。
世界各地で活躍されているすごい人ばかりで、ただただ圧倒されるばかりでした。
ホテルに着いたのは23時。
その日は大人しくゆっくり休みました。
9/22 (日) GVF初日
基調講演は山本康二さん
元光通信常務、旧アリババマーケティング社長
面白い話がたくさん聞けました。
午後は中田英寿さんの講演もあったのですが、限られた時間でドバイ観光もしておきたかったので、Uberに乗って未来博物館と世界一高い観覧車ain dubaiに乗ってから会場に戻って、夕方からのセッション(セミナー)には、「ドバイ起業家座談会 世界を舞台に挑み続ける中東発の起業家たち」とカクテルナイトに参加しました。
9/23(月)
本祭では、多くのセッションが3会場に分かれて開催され、各々が聴きたいセミナーに参加するというスタイルです。
午前のセッションは2つ
「ドバイビジネスの留意点〜税務からWEB3まで」
「ドバイ不動産の魅力〜投資の注意点、マーケットの最新状況」
そして午後は全体セッションとして、本田健さんの講演を聞きました。
以下、ドバイ不動産ついてのセミナーから概要の抜粋です。
【人気移住先の税金比較】
ドバイ
個人の所得税 0%
法人税 9%
消費税 5%
キャピタルゲイン税 なし
不動産取得税 4%(登録手数料)
贈与税 なし
相続税 なし
シンガポール
個人の所得税 最大24%
法人税 17%
消費税 9%
キャピタルゲイン税 なし
外国人の印紙税 60%
贈与税 なし
相続税 なし
【ドバイのゴールデンビザ】
200万AED(ディルハム AED1=¥40)
日本円で約8,000万円以上の物件購入で、
申請資格が得られ、最長10年間のビザが得られる。
200万AED以上の物件を保有する限り、ビザの更新は可能
家族のビザも取得可能
ローンを利用しながらの申請も可能
【ドバイの投資家ビザ】
75万AED(約3,000万円)以上の物件購入で申請資格が得られる
最大2年の滞在可能(半年に1度の出入国が必要)
75万AED以上の物件を保有する限り、ビザの更新は可能
家族のビザも取得可能
【住宅ローン紹介】
日本居住者向け
対象者 日本国籍の方
または日本の永住権を持つ方
要件 日本国内在住
担保要件 国内の不動産担保物件
(法人名義不可)
収入要件 年収200万円以上
金利 1.15%〜2.75%
借入可能額 国内の担保物件による
対象物件 オフプランのみ
(オフプランとはこれから新築する物件)
【100万米ドルで買える床面積】
100万米ドル=約1億5千万円
香港 21㎡
ニューヨーク 33㎡
シンガポール 34㎡
ロサンゼルス 36㎡
上海 44㎡
東京 60㎡
ドバイ 105㎡
ドバイ不動産は2,000万円後半から300億円と幅が広い
【ドバイ不動産投資の利点】
外国人も永久所有権
永住ビザ取得が圧倒的に容易
印紙税わずか4%
非居住者もローン利用が容易
物件価格は割安、利回り良し、価格上昇有り
オンラインで手続きが完結する
投資家保護制度を導入している
【ドバイ不動産で面白いなと思った点】
1、住宅ローンが組めること。
日本の不動産を担保に入れるとその担保力の範囲内ではあろうけど、住宅ローンが組めるというのは、インカム狙いで投資している我々にとっては有り難い制度である。
2、政府の保証
これから新築を建てる案件がゴロゴロあるのだが、完成までに出来高に応じて、ほとんどの物件代金を払い込むようで、
物件を手に入れていないのに、もしそのプロジェクトが頓挫するようなことがあれば、政府が払い済みの費用を保証してくれるらしい。
これなら投資家も安心してドバイ不動産に投資できる。
3、物件にもよると前振りがあったが、建物が完成するまで利回り8%の賃料を負担してくれるという物件もあるとのこと。
こんな制度は日本ではあり得ない。
これらの内容を踏まえて、昨年に行ったマルタの不動産と比べてみると、何となく不安に感じるところが見えてきた。
例えばドバイでは、1棟が800戸あるような区分所有物件が3棟同時に建ったりするらしい。
もちろん人気のエリアや、政府が今後、開発を進めていくであろうエリア(例えば世界一の新設空港)を見越して建てるため、今後の不動産の価格上昇に期待をしたいところであるが、かといって車で少し走ればそこはリアル砂漠。
土地はいくらでもあるし、土地代も安い。
数年かけてマンションが完成しても、そのときには値上がりしているであろう物件をわざわざ高値で買う人がいるだろうか?と疑問に思う。
そのときにはまた別の物件が建っているだろうし、安いだろうし、と思ってみたり。
とはいえ、ローンが組めて、投資家にとっては買いやすいのも魅力。
支払いは工事の出来高で、分割払いは可能。(完成物件は一括払いのみ)
投資しやすい環境が整っているし、物件価格もピンキリで、手を出しやすい物件もある。
しっかり稼いで、資金の一部をドバイ不動産に回すのは十分アリの選択肢か。
目先の利益を追わず、30年先の未来への投資をする国、ドバイ。
今後、どれだけドバイに人を引っ張って来れるのかが見どころでもある。
今はたちまち投資をするつもりはありませんが、この先の行方を見極めたいと思います。
ちなみにマルタはワーキングホリデーが始まったとのこと。
たくさんの日本人が英語を学びに集まっているそうです。
いいな、ワーホリ。
行けるものなら俺もまた行ってみたいなと思う、、
高塚君がオーストラリアでワーホリを頑張ってくれているので、自分が行った気になっている。
また政府も15年先、30年先の国のビジョンをしっかり掲げて、それに向かって投資や法制度を整備しているそうで、マルタはさらに魅力ある国になっていたと友達が言ってました。
【その他のメモ情報】
ドバイにはやっと映画館が7年前くらいに出来た。
カラオケボーリングほぼなしの、エンタメに欠ける国である。
国民健康保険の制度はなく、医療費もかなりの高額であるため病気になると困る
不動産価格は2年前ピーク
戦争が理由で人が流れてきた
ドバイ政府GDPを現在の10倍にすると発表
300万人を3,000万人へ
それゆえに供給過多は否めず
価格が上がりきったダウンタウン
横ばい、下落しているところもある
ドバイフライヤー(観覧車)傾いて下落
ドバイモール4倍の広さとタワー、プールの予定があるが、どうも工事してるフリにしか見えないくらい工事が進んでない
世界の不動産を見て回り、国内の不動産と比べてみるととても面白いです。
これからも不動産に関わる旅行記、続けていきたいと思います。
ありがとうございました。
波多万行
株式会社チアーズリアルエステート